広告見本

広告からデザインを学ぼう!デザインコンセプト・課題を因数分解

デザイン上達のために、広告を観察中。

今日は脱毛ミュゼのスライドを、因数分解してみよう。

スライド画像の引用元:ミュゼ公式HP

広告メッセージはなんだろう(実践:コンセプト策定)

まずは「何が書いてあるか」要素ごとに分解

伝えているメッセージを一文に集約すると

お客様メガ感謝祭!これぜーんぶで総額100円

レイアウトの理由(実践:機能的なデザイン)

色や装飾を消してレイアウトだけに注目すると

すごくシンプルな構造。

情報が整理してあり、文字が多くても読みやすい工夫があります。

①グループ化×余白で、情報を整理整頓

【余白と整列】

  • 一緒に見てほしい情報はそばに(グループ化)
  • グリッドの線を意識して並べる
  • グループごとに余白で区切る

②視線の流れのルール、Zの法則に沿って配置

【自然な視線の流れ】

  • 左上からZを描く
  • 文字は大→小へ

③優先順位の整理、関心の高い事から書く

【優先順位】

  • メニュー大:新しい情報(過去のイベントと差別化できる事)
  • メニュー中:人気の定番情報
  • メニュー小:お得情報

ユーザーにとって関心の高い事から並べると

気持ちが高まってじっくり読んでもらえます。

デザインの表現トーンはなんだろう(雰囲気)

公式ホームページを開いて、スライドの第一印象からチェックすると・・

全体が落ち着いたトーンの中で

このイベント情報だけインパクトがあります。

まさに「お祭り騒ぎ」

元気に盛り上がっている雰囲気です。

活気あふれる雰囲気の作り方

文字装飾の工夫

タイトル文字には遊び心がたくさん。

(ストライプの斜線・イラスト、ひねり)

金額周辺は、親近感や気軽さをプラス。

(丸っこい書体、爆発した吹き出し)

写真の工夫

チラッとワキが見えそう。思わず目が行きます。

体全体と髪の毛に動きがあり、元気いっぱいな印象です。

女性の肌・服の色と、背景のベースカラー(最も大きな面積を占める色:約70%)が黄色で統一されていて、肌面積が広く見える気が。

言葉のトーン:丁寧で誠実さを感じるトーン

デザイン装飾はポップでしたが、タイトルの言葉づかいはとても丁寧。キチンと感があります。

  • お客様→丁寧
  • 感謝祭→感謝歓迎は、誠実な印象へ(やりすぎ逆効果)
  • これ、ぜーんぶで!→最後はあえて崩して、ガツンと伝える

広告の狙いはなんだったのろう

広告の狙い(表現の方向性)はなんだったのでしょう。

以上の点をまとめると・・

印象(配色や装飾)は、元気で楽しげに。

機能(レイアウト)は、読みやすさ重視。

こんな感じではないでしょうか。

広告を見てどうなってほしいか

「広告を見て、どんな行動を促したいか」

という狙いをふり返って考えると・・

「特別なイベントが開催されている」

と気づいたユーザーが、

「今じゃなくてもいいかな」と離脱しないよう

「顔脱毛できたんだ、全身できるんだ」と関心が高め

「もっと詳しく知りたい」とクリックを進めてもらう事が狙い。

アクション喚起そばの、お得情報の役割

キャンペーン期日を書くことで「行動しなくてはもったいない」と背中を押しています(行動喚起)。

地域によってはもっと手頃な脱毛サロンもあるかもしれません。そんな中、「20万円分のチケットがもらえる」「ぜーんぶ100円」というお得情報が、行動をさらに後押しします。

なぜ無料ではなく、100円なのか

無料だと「キャンペーン参加後に、勧誘を断りにくい」一面があります。100円という支払いがある事で「体験だけで帰ってもいい」と思えて気軽に参加できます。

(実際にキャンペーンに参加すると、コース紹介はあるものの強引な勧誘はありません。少しでも断るのが苦手だなという方は、お店で契約を即決せず、一度帰って決めると冷静に考えられます。)

ターゲットは誰だろう

ターゲットは

「脱毛や美容への関心が高い、20代前半女性(顔脱毛もやってみたい)」

脱毛といえばミュゼは有名なので「検討候補」には既に入っている。でも「他にも安いお店があるな」「自粛ムードだしまだ脱毛始めなくてもいいかな」という状態。

  • ミュゼのニュース:顔脱毛が復活(2021年3月より)
  • 脱毛を始める年齢:19〜22歳が一番多い(49.7%)引用:PR TIMES

広告の課題はなんだったのろう

広告の課題(想定)

「今まで以上にお得」だと認識されづらい

「自粛モード」に負けず、集客したい

100円キャンペーンは常にやっているので「今がお得」と伝わりにくい(キャンペーンの内容は毎回違う)。

コロナで休業しているお店がある中、脱毛への関心が一番高まるのは5〜6月。大事な時期なので確実に集客につなげたい。

以上が課題だったのだと思います!

(コロナ対策情報は公式ホームページの上部にしっかり書かれていました)

※私も30代でミュゼで脱毛しました。お店に行くと、もっと年上の方も多く見かけたのですが「どうせするなら、20代のうちにしておけば良かったな」と思います。

※この記事内では、実在する広告を模写のお手本として掲載しています。制作物に対する評価は個人の感想です。