『今は答え合わせをしたい時代。
損をしたくない、お金も時間も。
豊かだったら「まぁ〜いいや」って思えるけど
映画をみても面白くなかったらヤダ。
2時間をムダにしたくない。
経済的に厳しいし、忙しい。』
と、TVで言ってた。
という事で今日は「実際に行って、答え合わせしてみよう」という気持ちが盛り上がる広告をご紹介します。
100%見せてしまっては楽しみがないけれど「このイベントはこんな感じだろう」と十分想像してはじめて、一歩が踏み出せる。そんな事例です。
「ITってなに?フェスティバル」ポスター・チラシ
「○ってなに?」というタイトルの呼びかけが読者の心をつかみそうです。友達のように軽いノリが、親しみを感じます。
こどもからお年寄りまでという、ITに馴染みがない広いターゲット設定にもぴったり。
心の距離が近くなるくだけた呼びかけは、最新情報やお得な情報と相性が良い。気軽に見てもらえます。
文字数をグッと減らして簡単さアピール

たくさん体験できる事が、スッキリひと目でわかるグリッドレイアウト。(2019年鯖江市広告)
「ITで遊びまくれ!」と勢いある呼びかけはやる気を高めます。タイトル同様に短くシンプルな呼びかけで「ITって難しい→分からなくても楽しめそう」な印象。
裏面はタイトル・見出し文字が逆(遊び心で面白そう)

(2019年鯖江市広告)
裏面には、そのイベントを通してどんな体験があるのか(ベネフィット)がひとつひとつ具体的に書かれていました。
見出しにも、人を集めるコピーが勢揃い!一部ご紹介します。
あなたの知らないMRの世界(コピー広告事例/知的好奇心)
リアルとバーチャルが融合した新しい世界。MRという最新技術を体験!
MRが分からなくても、「リアルとバーチャル」という事がコピーで分かりますね。さらにイラストで「メガネつけるだけね、これなら自分もできそう」と思えます。
声が飛び出す!コエカタマルン!(コピー広告事例/好奇心・雰囲気高める)
マイクに向かって叫ぶと、しゃべった言葉がそのままスクリーンに表示される!
「コエカタマルン」カタカナが、発音が文字になるイメージを膨らませてくれます。大きな文字が出てくるのかな。どんな風に動くのかな。
いま、流行ってます★AR(拡張現実)体験(コピー広告事例/流行りを演出)
楽しい!ビックリ!!AR(拡張現実)アプリをその場で体験。
「AR?流行ってるの?」知らないと気になりますね。
だれでもできる!プログラミング体験(コピー広告事例/簡単)
「だれでもできる、スグ出来る、簡単にできる」などハードルを下げると行動に繋がりやすいです。簡単さを強調するのは、初心者だけでなく中級・上級の方の一歩にもなります。
「いつでも退場できる」「1ヶ月だけで身につく」「3分で読める」など、終わり時間を明確にすると試しやすいかも。
小学生の間で大流行!?今話題の「IchigoJam」を使ってプログラミングを体験!
トレンドをチェックする人は多いので、話題というキーワードは注目を集めます。「小学生に流行ってる」という所に身近な臨場感を感じますね。
バーチャル世界旅行(コピー広告事例/雰囲気を盛り上げる)
Google Earthを使って、世界遺産や南国の島など地球上どこでも好きなところに飛んでいける!大型スクリーンでバーチャル世界旅行!!
南国か・・旅行いいですね。
全部無料!テレビ電話体験(コピー広告事例/得する学び)
実は今、ITによってテレビ電話が誰でも無料でできる時代なんです!
その場でたのしくテレビ電話を体験!!
「通話し放題にしてたけど、いらないのかな?損してた?」と気付かさせてくれる内容です。ITにそこまで関心が無かった人も、重い腰が動きそう。
ハイテク紙相撲で遊ぼう!(コピー広告事例/ギャップ・親しみ)
いろんなことがITでおもしろくなる時代。
昔からある遊びもこんなに進化している!
年配の方にとっても、親しみが持てる題材(紙相撲)。それがハイテクになるってどんなのでしょうね〜
今のIT、どこまでできる!?オンライン同時翻訳で世界の人とおしゃべり(コピー広告事例/ギャップ・親しみ)
世界の●カ国の人と、インターネットで生中継でおしゃべり!!ステージのスクリーンでお互いの言葉をオンライン同時通訳。
日本語しか話せない人でも、世界の人とおしゃべりすることができます。ドキドキおしゃべり、ご体験ください。
「ドキドキ」という表現や具体的なシチュエーションが、イメージを膨らませます。グローバルを意識する小学生の保護者にも響くと思います。
なんでもお悩み相談(コピー事例/親切さ誠実さ)
若手スタッフが、専門的なことから日常的なインターネットやスマホのことまで、みなさんのITに関するお悩みにお答えします!
話についていけなくても大丈夫。親切そうだし、日常で役立つことがあるかもしれない。行って損する事はなさそうです。
お楽しみガチャガチャ(コピー事例/○○すると○○)
特設コンテンツ・ブースコンテンツ1回体験につきチケットを配布。
2枚ためると、1回ガチャガチャができる!!
ガチャの為に子どもは行きたいと言いますね。「2枚ためると」と書かれていると、「どの2つをやってみようかな」と自然に考えはじめます。結果、行動に繋がりやすいと思います。
▼2018年度版は、すごろく形式の楽しいイラストデザインでした。


デザインレイアウトの補足:無理してたくさん書かなくていい。期待以上のウリを押す
もしイベント内容が少ない時は、無理にたくさんかかない方が良いかもしれません。「大したことなかったね」はイメージダウン。それより「本当にイベントの押し」をピックアップしてド〜ンと紹介するようにしています。
「人気ナンバーワンの味ってなんだろう」みたいに、一つどうしても知りたい事があって、それが会場で期待以上の物なら盛り上がるし、また次の広告も行ってみたくなりますね。
大小の抑揚をつけるか、今回のように均等に配置するか、内容に合わせてレイアウトすると効果的。