「子どもにとって命の大切さを学べるはず」
そう思ってご近所のママ友とカブトムシを幼虫から育てました。でも思った以上に子ども達はアッサリ。普段から虫を追いかけたり 捕まえたりしているからでしょうか。
1年飼育したカブトムシに寿命がきたとき、親のほうがしんみりしました。今週こそ土に埋めてあげようと思うのですが、少しためらう所がありました。そしたらちょうど、そっくりな絵本がありまして。

主人公のクマは、仲の良かった小鳥をそばに置いておきたいと箱に入れて持っています。眠ったままの小鳥を片時も離さないクマを見て 皆は気持ち悪く感じます。クマはだんだん一人で家にこもるようになりました。
でもある日やまねこと出会い、話しているうちに今までの事を思い出します。鳥との楽しかったこと、ケンカしたこと、においや羽音を感じるくらいいきいきと。そうやってだんだん心の整理ができるおはなしです。6歳の子どもにも分かりやすいシンプルなストーリーですが、絵も文章もしずかで、染み入るような一冊でした。

ペットとのお別れがあった時、気持ちを整理できる絵本だと思います。飼育して良かったと温かい気持ちになれました。
スポンサーリンク